封筒の中身もバッチリ!住所・氏名もOK!切手も貼ったし、後は封をして送るだけ。
と思いきや…「切手を貼り間違えてる!!」
そんな時、ショックですよね。切手は一度貼ってしまうとぴったりくっついてしまって、キレイにはがすのは至難の業。指先を使って慎重にはがそうとしても、切手は破れやすくなかなかうまくいきません。
そこで、一度貼った切手の上手なはがし方を徹底解説します。切手をはがすために使うものは、どのお家にもある身近なものばかり。コツを押さえてしまえば、意外と簡単に、そしてキレイにはがせますよ。
間違えて貼ってしまった切手も諦めなくて大丈夫!キレイにはがして、無駄なく再利用していきましょう!
間違えて貼ってしまった切手のはがし方
間違えて貼ってしまった切手のはがし方は次の7通りです。
- ぬるま湯を使う
- アイロンを使う
- 電子レンジを使う
- ドライヤーを使う
- 冷蔵庫を使う
- 蒸気を使う
- 切手専用のはがし液を使う
それでは早速、上記を用いた切手のはがし方を詳しく解説していきますね。
ぬるま湯を使う
切手のはがし方、1つ目は切手をぬるま湯につけてはがす方法です。
- 間違えて貼ってしまった切手を封筒やハガキごと小さく切り取る。
- 小皿に35℃程度のぬるま湯を張る。
- 切手をぬるま湯に浸し、そのまま放置する。
ぬるま湯に切手を浸した後、早ければ数分で自然にはがれてきます。
切手がはがれたら、ティッシュペーパーやキッチンペーパーなどで切手の水分と切手に残っているのりをやさしく拭き取りましょう。その後、のりが付いていた切手の裏面を上にして乾燥させます。
その際、そのまま乾かすと切手が少し反ってしまう場合があるので要注意。電話帳などの重くて平らなものを重しとして乗せておくと、乾いた時まっすぐでキレイな切手になりますよ。
アイロンを使う
切手のはがし方、2つ目は切手にアイロンをかけてはがす方法です。
- 間違えて貼ってしまった切手の上に水で湿らせた布やタオルを乗せる。
- 湿らせた布の上からアイロンをかける。
⇒温度は『中~高』に設定
湿らせた布が乾くくらいまでしっかりアイロンをかけると、切手ののりも乾いて簡単にはがすことができますよ。
電子レンジを使う
切手のはがし方、3つ目は電子レンジにかけてはがす方法です。
- 間違えて貼ってしまった切手を封筒やハガキごと小さく切り取る。
- 切手の表面を30秒ほどかけてしっかり水に浸す。
- 電子レンジで30秒ほどチンする。
⇒電力は『500~600W』に設定
電子レンジでチンすると、切手がペロッとはがれてくれますよ。成功するポイントは、電子レンジを使用する前に、切手をしっかりと水で湿らせることです!
- ポイント:切手をしっかり水に浸す
電子レンジで30秒ほどチンしたら、ティッシュペーパーやキッチンペーパーなどで切手の水分と切手に残っているのりをやさしく拭き取り、のりが付いていた裏面を上にして乾燥させましょう。
ただし、そのまま乾かすと切手が反ってしまう場合があるので注意してください。キレイな切手に復活させるため、平らで重たい物(電話帳など)を切手の上に乗せた状態で乾かすことをオススメします。
ドライヤーを使う
切手のはがし方、4つ目はドライヤーの熱を当ててはがす方法です。
- 切手の表面を30秒ほどかけてしっかり水に浸す。
- 切手全体が乾燥するまで、ゆっくりドライヤーをかける。
⇒風量は『中』程度
切手が乾いてくると、自然にペロッとはがれてきます。電子レンジを使う場合と同様、成功するポイントは、最初に切手をしっかりと水で湿らせること。
「切手が水で破れそうで怖い…。」とあまり浸さずにドライヤーをかけてしまうと、切手ははがれてくれません。
- ポイント:切手をしっかり水に浸す
ドライヤーを使えば、切手をはがす作業と乾かす作業が同時にできるので便利ですよね。
ただし、ドライヤーをかけすぎてしまうと、切手が変色してしまう可能性があるので要注意!万が一、切手が乾くくらいまでドライヤーをかけてもはがれない場合は、ぬるま湯や電子レンジなど、別の方法を試してみることをオススメします。
冷蔵庫を使う
切手のはがし方、5つ目は冷蔵庫で冷やしてはがす方法です。
- 切手の付いた封筒やハガキのまま、冷蔵庫に入れる。
- そのまま20分以上放置する。
切手の付いた封筒やハガキをそのまま冷蔵庫で20分程度冷却すると、切手ののりが乾燥してパリッとはがれてきますよ。この方法なら、切手だけでなく、封筒やハガキもムダにすることなく再利用できるので、一石二鳥ですよね。
もし上記の方法ではがしにくい場合は、冷却時間をさらに長くしてみてくださいね。
冷蔵庫で切手ははがれなかったという意見も
ただし、冷蔵庫で冷やすはがし方についてインターネット上の口コミをみると、「キレイにはがせた!」という意見と「全くはがれなかった。」という正反対の意見が見受けられます。
というのも、この切手のはがし方は、冷蔵庫内の乾燥した状態を利用したもの。外気よりも乾燥している冷蔵庫に入れておくと、切手ののりが乾いてはがれやすくなるという訳なんです。
そのため、重要となるのは冷蔵庫内の湿度。ご家庭の冷蔵庫内の湿度が低ければ切手ははがれやすく、一方、湿度が高ければ切手がはがれない場合もあるのです。
- 冷蔵庫の湿度によっては切手がはがれない可能性もある
「いくら切手を冷却しても、一向にはがれない…。」そんな場合は、他の切手のはがし方を試してみてくださいね。
蒸気を使う
切手のはがし方、6つ目はやかんやお鍋から出る蒸気を利用してはがす方法です。
- やかんなどでお湯を沸かす。
- 切手の付いた封筒やハガキをやかんから出る蒸気にしばらく当てる。
湯気が切手全体にいきわたると、少しずつ切手がはがれてきますよ。蒸気を当てるだけなのでとても簡単ですよね。ただし、蒸気はとても高温です。やけどに注意して行ってください。
切手専用のはがし液を使う
切手のはがし方、7つ目は切手専用のはがし液を使ってはがす方法です。こちらは、唯一ご家庭にあるものではなく、市販品を使います。
- 切手の裏側(封筒側)から専用はがし液をまんべんなく塗る。
- 指定の時間(数秒~数分)放置する。
切手専用はがし液を使うメリットは、短時間で切手がはがせることと、切手に直接液が触れないため切手のダメージが少ないことです。
- 短時間で切手がはがせる
- 切手のダメージが少ない
尚、切手専用のはがし液は、40ml・300~400円程度で販売されています。
使用済み切手のはがし方
送られてきた封筒に貼ってある、海外のオシャレな切手、キャラクターデザインのかわいい切手、オリンピック開催記念の切手…。切手には様々な種類があり、中には記念に取っておきたい場合もありますよね。
そこで、使用済み切手のはがし方についても確認しておきましょう。
水かぬるま湯につけてはがす
記念にとっておきたい切手は、水やぬるま湯を使ってはがします。
- 切手を封筒やハガキごと小さく切り取る。
- 小皿に水か35℃程度のぬるま湯を張る。
- 切手をぬるま湯に浸し、そのまま放置する。
- 水(またはぬるま湯)を張った容器の中で、切手の裏側を擦り、のりをきれいに落とす。
⇒切手の裏側を指で触って、ヌルヌルしていなければOK! - 切手の水分をキッチンペーパーでやさしく拭きとる。
- 新聞紙の上に切手を並べ、上から分厚い本などで重しをして、完全に乾燥するまで放置する。
使用済みの古い切手は劣化している可能性があります。切手を破いてしまうことがないよう、やさしく丁寧に扱いましょう。
奥の手!はがさずに切り取ることも可能
ここまでは、切手をはがす方法をみてきましたが、実は、はがさずに切り取るという奥の手もあります。というのも、ハサミを使って封筒やハガキから切手を切り取れば、そのまま再利用することができるんです。
「切手をはがすのが面倒…。」、「はがすのが失敗しそうで怖い…。」といった場合は、切手をハサミで切り取っておきましょう。
切り取った切手の再利用方法については、後の項で詳しくご説明しますね!
切手をどうしても上手くはがせなくて、また買い直す場合には以下の記事も合わせて参考にしてみてください。
のりが弱くなった切手の貼り直し・再利用方法
「キレイにはがせたものの、なんだか切手に付いていたのりが弱くなってる…。」
そうなんです。一度貼った切手をはがすと、裏面ののりが落ちて粘着が弱くなってしまうんですよね。
しかし、安心してください。のりが弱くなった切手でもちゃんと使うことができますよ。
そこでここからは、のりが弱くなった切手の貼り直し方と切手の再利用方法を確認していきましょう。
新たにのりを付けて貼り直す
切手に付いていたのりが弱くなったのなら、新たにのりを付けましょう!
はがした切手の裏側にお手持ちのスティックのりなどを薄く塗り、封筒やハガキに貼れば、通常通り郵送することができます。
- はがした切手:のりを付けて貼り直せば通常通り利用可能
その際は、途中で切手がはがれてしまわないよう、しっかりと貼り付いていることを確認してから送ってくださいね。
はがさずに切り取った切手も貼り直し可能
ちなみに、封筒やハガキから切り取った切手も、裏側にのりを付けて封筒やハガキに貼れば、そのまま送ることができますよ。
- 切り取った切手:のりを付けて貼り直せば通常通り利用可能
ただし、切手を切り取る際に封筒やハガキが大幅にはみ出していると、別の封筒に貼り直した際、見栄えが悪くなってしまいますので要注意!再度貼り直して使いたい場合は、切手の形ギリギリに切り取ることをオススメします。
郵便料金に充てて再利用する
はがした切手、封筒やハガキから切り取った切手は、郵便やゆうパックの運賃に充てることができます。
切手と現金の併用も可能ですよ。例えば、キレイにはがした82円切手を92円の郵便料金に充てたい場合、郵便窓口で82円切手と10円を支払えばOK。
- 郵便やゆうパックの運賃に充当可能
※切手と現金の併用可(82円切手+10円(現金)で92円の郵便料金に充当するなど)
「切手をはがしたけど(または切り取ったけど)、今は使う機会がない。」そんな場合は、今後郵便やゆうパックを利用する時のために大事に保管しておきましょう。
ただし、切手が汚れていたり破けていたりすると再利用できない可能性があるので注意してください。
郵便窓口で新しい切手と交換も可能
郵便局で手数料を支払えば、はがした切手、封筒やハガキから切り取った切手を新しい切手に交換してもらうこともできますよ。
『日本郵政公式ホームページ』に記載の通り、切手の交換手数料は1枚につき5円です。尚、10円以下の切手を交換したい場合は、その切手の半額分が手数料となります。
- 切手の交換手数料:1枚につき5円
- 10円未満の切手の交換手数料:合計額の半額
ただし、切手が汚れていたり破けている場合は交換してもらえない可能性がありますので注意してください。
また、交換できるのは未使用の切手のみです。消印の付いた切手の交換はできません。
まとめ
間違えて貼ってしまった切手のはがし方には、さまざまな方法があります。しかも、使うものは、ぬるま湯や電子レンジ、ドライヤーに冷蔵庫など、どのお家にもあるような身近なものばかり。試してみると、意外と簡単にはがすことができますよ。
ぜひチャレンジしてみてくださいね!
ただし、どうしてもはがれない場合、はがすのが不安な場合には、ムリにはがさなくても大丈夫!そんな時は、封筒やハガキに切手を貼りつけたままハサミで切り取ってしまいましょう!
切り取った切手は、のりを付けてそのまま使用することもできますし、郵便局へ持って行って、他の郵便料金に充てることもできますよ。さらに、手数料を支払えば、新しい切手に交換することも可能です。
間違えて貼ってしまった切手も、ムダなく上手に再利用していきましょう!
コメント