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82円切手・120円切手で送れる重さは何グラムまで?封筒のサイズや厚さを解説!

A4用紙を折り曲げて入れる小さめの封筒なら82円切手。

用紙を折り曲げずに入れられる大きめの封筒なら120円切手だったような…。

こんなふうに、封筒に貼る切手代はなんとなくで覚えてしまいがち。

そのため、いざ書類などを送るとなると、82円切手でちゃんと送れるのか、120円切手で間違いなく宛て先に届くのか、ちょっとまごついてしまいますよね。

切手代は、封筒のサイズだけではなく、梱包後の封筒の重さや厚さによっても変わるので、「この封筒なら82円切手でOK。」と思っていると、料金不足になってしまうこともあるんですよ。

そこで、82円切手・120円切手で送れる封筒のサイズ・重さ・厚さについてそれぞれ徹底解説します。

封筒と切手代の仕組みを正確に把握して、82円切手・120円切手を的確に使いこなしていきましょう。

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82円切手で送れる封筒の重さやサイズ

82円120円切手で送れる重さ

まずは、82円切手を1枚貼って送れる封筒のサイズや重さについて詳しくみていきましょう。

日本郵便ホームページ』に記載の通り、82円切手で送れるものは、25g以内の定形郵便物となっています。

  • 82円切手:25g以内の定形郵便物

そのため、82円切手を正しく使うには、この定形郵便物について理解を深めていく必要がありますよ。

それでは早速、定形郵便物について詳しく探り、82円切手で送れる封筒のサイズ・重さ・厚さを確認していきましょう。

定形郵便物のサイズ・重さ・料金

定形郵便物とは、日本郵便が提供しているサービスの一つで、サイズや重さなどが一定の範囲に収まる長方形型の郵便物のこと。

日本郵便』の定める定形郵便物の条件は次の通りです。

  • 重さ:50g以内
  • サイズ:(最小)縦14cm×横9cm ~ (最大)縦23.5cm×横12cm×厚さ1cm
  • 長方形型
    ※重さ・サイズが上記範囲でも長方形でない郵便物は定形外郵便物となる

定形郵便物の料金は、上記の条件に合致する郵便物のうち重さによって変わり、25g以内なら82円、25gを超え50g以内なら92円となりますよ。

  • 25g以内:82円
  • 50g以内:92円

つまり、82円切手で送れるのは、最大サイズが縦23.5cm・横12cm・厚さ1cmで、重さが25g以内の長方形の封筒となります。

82円切手で送れる封筒のサイズと重さ
サイズ 下記範囲以内
縦23.5cm・横12cm・厚さ1cm
重さ 25g以内
封筒の形 長方形

82円切手で送れる封筒サイズと用紙枚数

定形郵便物について理解を深めたところで、ここからは、82円切手で送れる封筒のサイズと、中に封入できる用紙の枚数を具体的に把握していきましょう。

封筒のサイズは長形3号・4号

下記の通り、82円切手で送ることができる主な封筒のサイズは、長形3号と長形4号です。

封筒サイズ 対応サイズ
長形3号
(長辺12cm×短辺23.5cm)
※定形郵便物としての最大サイズとなる封筒
A4用紙・横3つ折り
長形4号(90×205mm)
※定形郵便物として最も一般的なサイズの封筒
B5用紙・横4つ折り

長形3号・長形4号の封筒を使用する場合は、A4用紙やB5用紙を折り曲げて封入します。

そして、上記サイズの封筒を使い、中に書類などを入れた後の全体の重さが25g以内であれば82円切手で送ることができます。

とは言え、手元に重さを量るスケールがなければ、25g以内に収まっているかを判断するのは難しいもの。そんな時は、よく使う封筒と用紙1枚の大体の重さを把握しておくと便利なんですよ。

そこで、次の項では、長形3号封筒・長形4号封筒の重さと、用紙1枚の重さを確認して、82円切手で送れる用紙枚数の目安を探っていきましょう。

封入可能な用紙の枚数

まず、82円切手で送れる長形3号・長形4号の封筒の重さは次の通りです。

ビジネスなどで使用頻度の高いA4コピー用紙・B5コピー用紙の重さは次の通りです。

封筒の重さと用紙の重さを元に計算すると、82円切手で送れる用紙の枚数は次のようになりますよ。

封筒サイズ 82円切手(25g以内)
長形3号 A4用紙4枚程度
B5用紙6枚程度
長形4号 A4用紙4~5枚程度
B5用紙6~7枚程度

計算方法は下記を参照してください。

(例)82円切手(25g以内)で長形3号の封筒にA4用紙を入れて送る場合

  • 封筒(長形3号):6g
  • A4用紙(1枚):4g
  • 封筒(6g)+用紙(4枚・16g) = 22g
    ⇒A4用紙4枚までOK

ただし、お使いの封筒や用紙の紙質によって重さが変わるので注意。あくまで目安として参考にしてください。

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120円切手で送れる封筒の重さやサイズ

続いて、120円切手を1枚貼って送れる封筒のサイズや重さについてみていきましょう。

日本郵便ホームページ』に記載の通り、120円切手で送れるものは、50g以内の定形外郵便物(規格内)となっています。

  • 120円切手:50g以内の定形外郵便物(規格内)

82円切手で送れるものは定形郵便物でしたが、今度は定形外郵便物・規格内。やはり、120円切手を正しく使うためには、定形外郵便物についてしっかり理解することが必要となります。

それでは早速、定形外郵便物の詳しい説明と、120円切手で送れる封筒のサイズ・重さ・厚さの説明に移りましょう。

定形外郵便物のサイズ・重さ・料金

定形外郵便物とは、日本郵便が提供しているサービスの一つで、すでにご説明した定型郵便物の条件に収まらない郵便物のことです。

定形外郵便物は、サイズと重さによって、さらに『規格内』と『規格外』の2つに分類されます。

  • 定形外郵便物:定形郵便物に収まらない郵便物
    ※サイズと重さによって『規格内』と『規格外』に分類

日本郵便』の定める定形外郵便物『規格内』・『規格外』の条件は次の通りです。

定形外郵便物 規格内 規格外
重さ 1kg以内 4kg以内
サイズ(最大) 縦34cm×横25cm×厚さ3cm ①縦:60cm
②『縦+横+厚さ』が90cm
※①・②の両方を満たす
サイズ(最小) ①円筒形または似た形のもの(円形部分直径:3cm、筒の長さ:14cm以上)
②縦14cm×横9cm

定形外郵便物の料金は、上記の条件に合致する郵便物のうち、重さによって次の通り金額が定められていますよ。

郵便物の種類 重さ 切手の料金
定形外郵便物(規格内) 50g以内 120円
100g以内 140円
150g以内 205円
250g以内 250円
500g以内 380円
1kg以内 570円
2kg以内 取扱い無し
4kg以内
定形外郵便物(規格外) 50g以内 200円
100g以内 220円
150g以内 290円
250g以内 340円
500g以内 500円
1kg以内 700円
2kg以内 1,020円
4kg以内 1,330円

つまり、120円切手で送れるのは、最大サイズが縦34cm・横25cm・厚さ3cmで、重さが1kg以内の封筒となります。

120円切手で送れる封筒のサイズと重さ
サイズ 下記範囲以内
縦34cm・横25cm・厚さ3cm
重さ 50g以内
封筒の形 長方形以外でもOK

定形外郵便の送り方は『定形外郵便の送り方|郵便局やコンビニから送る為に事前に知っておきたいことまとめ』の記事にて詳しく解説していますので、ぜひ合わせて参考にしてみてください。

120円切手で送れる封筒サイズと用紙枚数

定形外郵便物についての理解を深めたところで、ここからは、120円切手で送れる封筒の具体的なサイズと、封筒の中に入れられる用紙の枚数を確認していきましょう。

封筒のサイズは角形2号・3号

基本的に、定形郵便物のサイズを超える封筒は全て定形外郵便物となります。

下記の通り、120円切手で送ることができる主な封筒のサイズは、角形2号と角形3号。書類などを折り曲げずに送りたい場合にぴったりの大きさですよ。

封筒サイズ 対応サイズ
角形2号
(長辺33.2cm×短辺24cm)
A4用紙
※折らずにそのまま
角形3号
(長辺27.7cm×短辺21.6mm)
B5用紙
※折らずにそのまま

上記サイズの封筒を使い、中に書類などを入れた後の全体の重さが50g以内であれば120円切手で送ることが可能です。

封入可能な用紙の枚数

120円切手で送れる主な封筒のサイズを把握したところで、ここからは、角形2号封筒・角形4号封筒に何枚の書類が封入できるのかをご説明していきます。

まず、120円切手で送れる角形2号・角形3号の封筒の重さは次の通りです。

一般的に使用頻度の高いA4コピー用紙・B5コピー用紙の重さは次の通りです。

封筒の重さと用紙の重さを元に計算すると、50g以内120円切手で送れる用紙の枚数は次の通りとなりますよ。

封筒サイズ 120円切手(50g以内)
角形2号 A4用紙7枚程度
角形3号 B5用紙10枚程度

計算方法は下記を参照してください。

(例)角形2号の封筒にA4用紙を入れて120円切手(50g以内)で送る場合

  • 封筒(角形2号):18g
  • A4用紙(1枚):4g
  • 封筒(18g) + 用紙(7枚・28g) = 46g
    ⇒A4用紙7枚までOK

ただし、82円切手の項でもご説明した通り、お使いの封筒や用紙の紙質によって重さが変わる場合があります。上記データは、あくまで目安として参考にしてくださいね。

サイズや重さごとに知っておきたい切手代については『サイズや重さ毎に変わる封筒の切手代を解説|料金間違いを防ぐために知っておきたいこと』の記事にて更に詳しく解説しています。

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これだけある!切手の種類・料金

ところで、ここまで82円切手と120円切手について詳しくみてきましたが、日本郵便には他にもたくさんの切手が販売されています。

切手の種類は、大きく分けて『普通切手』と『特殊切手』の2種類。さらに、普通切手には23種類もの額面があるんですよ。

  • 普通切手
  • 特殊切手

郵便料金やシーンに合わせて上手に切手を使いこなしていくためには、どんな切手があるのかを把握しておくことが大切です。そこで、ここからは、切手の種類や料金について確認していきましょう。

普通切手の種類

普通切手とは、期間・枚数に限定がなく通年販売されている切手のこと。すでにお話した通り、普通切手には、慶事用・弔事用も併せて23種類の額面がありますよ。

全ての額面は次の通りです。

  • 1円
  • 2円
  • 3円
  • 5円
  • 10円
  • 20円
  • 30円
  • 50円
  • 62円
  • 82円
  • 92円
  • 100円
  • 120円
  • 140円
  • 205円
  • 280円
  • 310円
  • 500円
  • 1,000円
  • 慶事用62円
  • 慶事用82円
  • 慶事用92円
  • 弔事用62円

尚、普通切手は、1枚単位で購入可能です。62円切手と20円切手を合わせて82円として使用するなど、複数枚を合わせて貼りつけて使ってもOK。

手元に必要な額面の切手がない場合にも、上手に組み合わせてムダなく使っていきましょう。

特殊切手の種類

特殊切手とは、国内の重要な事柄を記念したり、キャンペーンや文化財の紹介などのために発行される、期間限定で特別なデザインが施された切手のこと。

例えば、2020年東京オリンピック・パラリンピック開催を記念した切手、人気のキャラクターの切手、自然や風景の切手など、様々なデザインの特殊切手がありますよ。

  • 2020年東京オリンピック・パラリンピック開催記念切手
  • 天然記念物シリーズ切手
  • 世界遺産シリーズ切手
  • 人気のキャラクター(ハローキティ・スヌーピー・ムーミンなど)切手
  • 季節のグリーティング切手など

1枚単位で購入できる普通切手と異なり、特殊切手は基本的に5~10枚単位でしか購入できないので、覚えておきましょう。

また、人気のデザインは売り切れてしまう場合があるので要注意!欲しいデザインの特殊切手がある場合には、早めに購入することをオススメします。

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定形外郵便と定形郵便の違いと切手の料金

すでにご説明した通り、封筒に貼る切手代を決めているのは、梱包した封筒のサイズと重さです。

まず、封筒のサイズによって『定形郵便物』と『定形外郵便物』の2種類に分けられ、さらに、封筒の重さによって細かく切手代が定められています。

  • サイズ
    ⇒定形郵便物・定形外郵便物
  • 重さ

そのため、送りたい封筒にいくらの切手が必要なのかを知るためには、まず、定形郵便物・定形外郵便物の違いをしっかり把握することが大切なんですよ。

そこでもう一度、定形郵便物・定形外郵便物について簡単におさらいしておきましょう。

定形郵便物の切手の料金

定形郵便物とは、封筒の重さ・サイズともに下記の範囲に収まる長方形型の郵便物のことです。

  • 重さ:50g以内
  • サイズ:(最小)縦14cm×横9cm ~ (最大)縦23.5cm×横12cm×厚さ1cm
  • 長方形型
    ※重さ・サイズが上記範囲でも長方形でない郵便物は定形外郵便物となる

切手の料金は重さによって次のように定められています。

郵便物の種類 重量 切手代
定形郵便物 25g以内 82円
50g以内 92円

定形外郵便物の切手の料金

定形外郵便物とは、下記の条件に合致する郵便物のこと。サイズと重さによって、『規格内』・『規格外』の2つに分類されます。

  • 定形外郵便物:定形郵便物に収まらない郵便物
定形外郵便物 規格内 規格外
重さ 1kg以内 4kg以内
サイズ(最大) 縦34cm×横25cm×厚さ3cm ①縦:60cm
②『縦+横+厚さ』が90cm
※①・②の両方を満たす
サイズ(最小) ①円筒形または似た形のもの
(円形部分直径:3cm、筒の長さ:14cm以上)
②縦14cm×横9cm

切手の料金は、規格内・規格外ごとに重さによって次のように定められていますよ。

郵便物の種類 重さ 切手の料金
定形外郵便物(規格内) 50g以内 120円
100g以内 140円
150g以内 205円
250g以内 250円
500g以内 380円
1kg以内 570円
2kg以内 取扱い無し
4kg以内
定形外郵便物(規格外) 50g以内 200円
100g以内 220円
150g以内 290円
250g以内 340円
500g以内 500円
1kg以内 700円
2kg以内 1,020円
4kg以内 1,330円
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封筒の重さやサイズがわからない場合は郵便局へ行こう!

これまで見てきた通り、80円切手や120円切手で送るためには、それぞれの条件に合致するサイズの封筒を使い、さらに、梱包後の封筒の重さを25g以内、または50g以内に収めることが大切です。

特に、封筒の重さは0.1g違うだけで切手代が変わってしまう場合もあるので注意。25gまでは82円切手で送れますが、25.1gになると92円切手が必要となってしまうんです。

  • 封筒のサイズ
  • 封筒の重さ:0.1g単位で正確に測定
    ※25gまでは82円切手、25.1g~は92円切手となってしまうため要注意

もし、ポストに投函した封筒のサイズや重さが既定の条件を越えてしまっていると、料金不足となり、下記のように受取人に迷惑をかけてしまう可能性がありまますよ。

Q.料金不足の手紙はどうなるの?

A.料金不足の郵便物の場合下記の方法がとられます。

受取人に届く前に差出人に返送される
受取人に届いて不足額を支払う
受取人が不在だったり、支払いを拒否したりすると差出人に返送される

返送されると肝心の用件が伝わらないことになりますし、受取人に不足料金を払わせるのは少額とはいえ失礼にあたることでしょう。

特に慣れない速達や定型外の手紙を出す場合は、事業所の郵便窓口へお持ちいただくのが確実です。

出典:日本郵政ホームページ/手紙にまつわるQ&A

家に0.1g単位のはかりがなくて封筒の正確な重さがわからない。

封筒のサイズが条件に当てはまっているのか不安。

このように封筒の重さやサイズがわからない場合は、切手を貼る前の封筒を最寄りの郵便局へ持っていくことをオススメします。

重さやサイズが82円切手・120円切手で送れる範囲に収まっているかどうか、窓口でしっかり確認してもらえますよ。

ちなみに、ローソンやミニストップといった一部のコンビニには店内に郵便ポストが設置されていますが、これらのコンビニで郵便物の測定をしてもらうことはできませんので注意してください。

  • 封筒の想定:郵便窓口で対応
    ※コンビニでの測定は不可

投函した郵便物が料金不足となってしまうのは絶対に避けたいところ。

集配局で料金不足が発覚した場合は差出人に返送となりますが、配達局で発覚した場合などには不足分が受取人に請求され、負担をかけることになってしまいます。

封筒の重さやサイズが分からず切手代に不安がある場合は、ぜひ郵便局へ行きましょう!

郵便料金が足りなかったらどうなるかについては『郵便料金の不足した分の受取人払い方法とは?料金受取人払いと不足分の受取人払の違い』の記事で詳しく解説していますので、ぜひ合わせて参考にしてみてください。

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82円切手・120円切手で送れる重さまとめ

82円切手で送れるのは、定型サイズの封筒を使い、重さが25g・厚さが1cmまでの郵便物。

そして、120円切手で送れるのは、定形外(規格内)サイズの封筒を使い、重さが50g・厚さが3cmまでの郵便物です。

封筒に貼る切手は、梱包した封筒の重さとサイズを確実に量り、定められた条件の範囲にしっかり収めることが大切ですよ。

封筒と切手代の仕組みを精確に把握して、82円切手・120円切手をスマートに使いこなしていきましょう!

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